近況報告①…病気平癒の祈願旅
これまでのお話し
石切劔箭神社にお参りした後、私は頂いた御守りを手に病院へ向かった。
そこで見た父は想像よりも酷いものだった。
自発呼吸はできているものの、息苦しそうに呼吸を続けている。
モニターに映る血圧や脈拍は高く、インフルエンザ並みの高熱だ。
おまけに、口から食事ができないので、鼻に管を通され、
管を抜いてしまわないよう、手を拘束されている。
何よりショックだったのは、会話ができない事だった。
こちらを見て何かを言いたそうにしているが、
声が出ないのか…言葉にならないのか…
口の動きをじっと見ても何を伝えようとしているのかがわからなかった。
ただ一言・・・
「よく来たね」
そう言っていたような気がする。
ああ、きっと神社2社だけではダメだ…もっと神仏パワーが必要だ
そう思い、私は病室を後にした。
※一部脚色を加えています。
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